コラム

IFA業界への転職対策まとめ!

INDEX目次

今回のコラムでは、IFA業界への「転職対策」についてご紹介させていただきます。
新NISAの開始や大手保険代理店の参入により、IFAとして活動される方々の増加が見込まれている成長中の業界となっております。

今後、IFA業界への参入を目指されている方々のお役に立てれば幸いです。

  

1.転職活動を始める前に

転職理由の整理を行う

転職理由は面接時に必ずと言っていいほど企業側は確認を行っています。
ポジティブな理由であれば、企業も魅力に感じていただけることが想定されます。

また、自身の転職理由を解決できない転職では、短期離職に繋がるなど可能性がございます。
なぜ転職をしたいのか
何を実現したいのか」をしっかりと整理をしておくことが大切です。

IFA業界に転職されるメリットとしては、
顧客本位の提案を行えること
担当変更がなくお客様に長期的なフォローを行えること
などが考えられます。

こちらへ共感できるようなエピソードや実体験があれば、まとめておくことを推奨いたします。

 

キャリアプランをイメージする

転職理由の整理を行うと同時にご自身のキャリアプランを考えることも大切です。
こちらを行うことにより、ご自身の転職理由や、実現したいことがより明確になり、企業を選ぶ際の判断軸を持つことができます。

例えば「マネジメントを行いたい」といったキャリアプランがあった場合は、超大手企業への転職よりも、中小企業への転職を行うことにより、早い段階でマネジメントに携われる可能性があります。

このようにキャリアプランがより叶えられそうな企業を選ぶことの大切さは、皆様ご理解いただけるところではないでしょうか。

IFAとして資産運用のスペシャリストを目指すのか
マネジメントに携わりIFA人材を育てるのか
将来的にIFA法人を立ち上げ、金融業界の課題解決を目指す
など、

キャリアは多岐に渡ることが想定されますので、ご自身のキャリアプランを今一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

情報収集

転職活動を始める前に大手企業のIRや業界に関わるニュース等を確認し、情報収集を行いましょう。
業界の動向や各企業の差別化ポイント等を把握することで、エントリー企業の強みや志望理由、面接時の逆質問も考えやすくなります。

気になるIFA企業が見つかった際には企業ホームページや代表取締役のインタビュー記事、開催しているセミナー等に参加することで情報収集を行うことができます。

IFA法人の開拓方法や、預かり資産の推移やお客様の属性、提携証券などを事前に把握し、
ご自身の強みを活かせる環境であるかの確認は必須ではないでしょうか。

 

書類作成

情報収集を終えたら、履歴書・職務経歴書など、必要書類の準備を行います。
これまでの活動や表彰歴等を時系列にまとめ書類を作成しましょう。
また、IFA業界への転職をお考えの方は、営業経験のある方が多いかと存じます。

これまでの取扱商品や社内表彰の受賞歴お客様の属性や得意とする営業手法実績を残すことができた要因等を職務経歴書に落とし込んでいただけると、書類選考通過の可能性アップに繋がります。

 

 

2.企業分析

求人の確認

興味のある会社が見つかりましたら、企業の求人を確認しましょう。
そもそも、募集を行っていない可能性もございますので、事前チェックは必須になります。

また、求人が出ている場合は応募要件やポジション等を確認します。
配属先や仕事内容を把握することで、入社後のギャップが少なくなることに繋がります。

IFA法人によっては新規開拓担当とアドバイザー担当が分かれていたり、カスタマーサポートの部署があったりと分業制を取り入れている法人もございますので、部門などの確認も必要になると考えられます。

 

創業の背景

創業の背景を知ることで、経営者がどのような問題を抱え、何を解決したいと感じているのかを知ることができます。
こちらに強く共感することができれば仕事に対しても前向きに取り組めることが予想され、面接時の志望理由や逆質問などにも繋がります。

今後、事業を拡大していく際も、会社の掲げる「理念」に沿って行動計画を立てていくので、確認を行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

働いている人

会社によっては社員インタビューや現役社員との交流会等を開催している企業もございます。

現場で働いている方ならではの会社の良さや、抱えている課題等を知ることで、入社後のギャップを小さくすることができます。

会社の金融商品のポートフォリオや営業手法、組織体制などの情報はネット上には公開されていないことも見受けられます。

また、中途社員の経歴を確認できる場合は、どのようなスキルや経験を持ち合わせていれば内定をいただきやすいのか、といった分析も行えます。

 

 

 

3.面接対策

これまでの経歴の整理

面接では主に、「過去」「現在」「未来」といった時間軸に分けて質問が行われます。

ご自身のこれまでの過去の活動や実績を整理することで、ご自身の強みとしているスキルの把握をすることができます。

また、なぜそのような活動を行ったのか、行った結果や改善したことなど、成果を出すためのプロセスを分解してご自身の活動を整理しましょう。

企業としてもどのような考えを持ち、どのような行動に取り組み、成果が得られたのか等が把握しやすくなります。

また、これまでの経験を元にIFAにチャレンジすることでどのようなことを成し遂げたいのかまで準備することが大切です。

 

 

想定質問を考える

面接対策においてはこちらも非常に重要な要素になります。何も準備をせず、想定していない質問が来た場合には焦りを感じてしまうかもしれません。
主に想定質問として考えられるのは「IFAを目指す理由」や「IFAの中でもなぜ、弊社なのか」、「IFAになることで、どのようなことを成し遂げたいのか」等があります。

各IFA企業の目指しているものとご自身のお考えや目指す姿がマッチしていれば企業も魅力に感じていただけるとケースが多いです。

 

逆質問を考える

こちらは企業にアピールをする上で欠かせない項目となります。

事前準備をしっかりとしているか、企業についてどのくらい調べているかが顕著に現れるのではないでしょうか。

年収や福利厚生が気になる方も多くいらっしゃると存じますが、ホームページ上で確認できる項目等ではなく、今後の事業展開や戦略など在籍している方しか知りえない内容を質問することにより、エントリー企業に興味を示すことができます。

また、詳しく知りたいことが面接中に出てきた場合は、
積極的にご質問いただけると企業への理解も深まります。

 

 

4.まとめ

今回は、IFA業界への転職対策についてご紹介させていただきました。転職準備段階から、面接対策まで幅広く記載しておりますので、これから転職活動を開始される方も、現在転職活動中の方も、活用いただけますと幸いです。IFA業界発展のため、1人でも多くの方がIFA業界に参入いただけることを切に願っております。



最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。