IFAインタビュー|IFAを当たり前の選択肢にする
会社の営業方針やノルマに縛られない顧客本位な提案がしたい
新卒で野村證券に入社し、静岡支店にて中堅企業とそのオーナー様を担当したのち、優績者のみが選抜される海外修練4期生として中国の北京へ渡航、中国の資産運用の状況を学びました。
帰国後は、超富裕層をメインに1,000名の資産管理に携わるなか、過剰なノルマや個々人のモチベーションの差といったものがお客様向き合い方において阻害要因であると考えるようになりました。
仕事には誇りを持っている一方でもどかしさも感じるようになっていた頃、IFAという働き方があることを知り、2018年にIFAとして独立。2019年2月に、株式会社Horse IFA Partners(現 株式会社Innovation IFA Consulting)を創業しました。
独立性・中立性の維持と、IFAとしての働きやすさの両立
弊社では、IFAの利点である独立性・中立性を維持しながら、従業員の働きやすい環境を整えるため、正社員/業務委託を選択できるハイブリット型の雇用形態を採用しています。固定給が発生すると、何らかの形で従わざるを得ない会社の方針が発生し、結果的にお客様目線の提案の妨げになってしまうものと考えています。
一方で、これからIFAとして独立する方が安心して働ける環境を整えることにより、IFAとして活躍される方を増やすこと、IFAの認知度を向上させていくことも急務であることから、本制度の導入に至りました。
組織に依存しない個の力を高めるからこそ、独立的、中立的な個が一人一人のお客様に責任を持つからこそ、IFAとして真に価値ある提案ができるようになる。お客様のための前向きな議論が社内で生まれてくる。営業マンの自由度の高さこそが、本質的にお客様の価値に繋がると私は信じています。
さらに2020年2月には、株式会社イノベーションのグループ傘下に入り、社名を株式会社Innovation IFA Consultingへ変更。大切な資産を預けていただくお客様に少しでも安心していただける存在であるために、IFA業態として国内初の上場企業グループ傘下企業となりました。
働き手にとってもお客様にとってもIFAを当たり前の選択肢にする
銀行・証券・保険に並ぶ第4の金融機関として、10年後にはIFAが当たり前な選択肢として浸透している世の中にしたいと考えています。働き手にとってもお客様にとっても、全ての人にとってIFAを選択することがベストではあるとは思いません。
しかし、潜在的に求めているはずの選択肢を知らない状態はなくしたい。金融機関に勤める全ての人とお客様のために、我々はサービスを提供してまいります。
現状、日本におけるIFAの認知度はまだまだ低いのが現状です。認知度向上のためにはIFA従事者を増やしていくことが急務であるため、5年後300名の体制を整えられるようIFAの教育体制を構築中です。また、IFA業界の発展をリーディングカンパニーとして牽引していくために、親会社である株式会社イノベーションと連携し、集客プラットフォーム構築などIFA企業向けのサービス展開にも取り組んでいます。
経歴
株式会社Innovation IFA Consulting
代表取締役社長 馬場 勝寛
1990年茨城県つくば市生まれ、2013年筑波大学体育専門学群卒業。2013年野村證券株式会社入社。
静岡支店にて中堅企業とそのオーナー様を担当し、その後、本社人材開発部付きで、海外修練4期生として中国の北京へ渡航。
帰国後は、超富裕層含む延べ1000人の資産管理に携わった後、 2018年にIFAとして独立。
2019年2月、株式会社Horse IFA Partners(現株式会社Innovation IFA Consulting)を創業し、現在に至る。
趣味はサッカーで、高校時代にはインターハイで全国制覇。個人では大会優秀選手に選出される。