ワークライフバランスを実現するIFAという働き方

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これまでの経歴を教えてください。

1991年に証券会社に地域職で採用され入社しました。2011年7月に同社を退職し、IFAに転職しました。最初は別のIFA企業におり、5年程お世話になった後にCSアセットに移籍しました。

IFAへ転職したきっかけを教えてください。

きっかけはコスモ証券15年目の時でした。社内異動があり、ミドルマーケット部門に異動となり、これまで担当していたお客様を一旦違う担当に引き継ぐことになりました。その後、1年半ミドルマーケット部門で働いていたのですが、部署が解散となり、再度支店に戻ることになりました。
会社の配慮で以前担当していたお客様を元に戻してもらったのですが、その間リーマンショックがあり、お客様のポートフォリオがほぼ入れ替わり且つ、資産が大きく減少している状態を見て、同じ証券会社にいても人によって違うスタンスで仕事をしている現状を目の当たりにし、お客様のためを思うと証券会社の体制に大きく疑問を持つようになりました。
その頃、上司がIFAとして独立するということでお声掛け頂き、名古屋支店立上げメンバーとしてIFAへ転職しました。

2011年当時はIFAの知名度はいかがでしたか？

当時は証券会社で働いていた人でさえ、インターネット証券にアカウント作ってどうするのって言うくらい、知名度は低かったですね。お客様も女性のお客様はそのまま付いてきて下さりましたが、男性のお客様は慎重な方が多くて、資産を移動するのに時間がかかりました。当時は名古屋支店には私一人しかいなかったので、お客様の不安に思っておられた部分はあったと思います。

証券会社時代とIFAの働き方の違いはいかがでしたか？

証券会社と違い、嫌だと思う商品を売らなくて良い反面、会社から何も与えられないので、お客様に薦める商品も自分で勉強し選定しないといけません。
最初の頃は、相談する相手も皆無に等しい状態でしたから、孤独でしたね。大阪で立ち上げを担当していた者とお互い励まし合っていました。
あとは、自分の裁量で仕事を進められることもIFAの大きな魅力ですね。実はIFAに転職して1年経った時に父が事故に合い、障害者となり、車椅子生活を送ることになり介護が必要になりました。基本母親が看ていたのですが、日々の介助や車の運転などは私が行う必要があり、介護という世界が急激に目の前に広がりました。IFAとして働いていたからこそ、仕事と介護の両立を行うことができました。証券会社にいたら絶対無理だったと思います。実際、証券会社に限らず介護を理由に仕事を辞める女性は多いと思います。

別のIFAからCSアセットに移られた理由は何ですか？

5年間名古屋の事務所にて一人で仕事をしていました。備品の発注など総務的な仕事も全て一人でこなす必要があり、一人でやり続ける不安を感じていたときに、現会長の山田から声を掛けて頂きました。
CSアセットは内部体制や拠点毎の連携が整備されており、1人のIFAとしてお客様のことだけを考えられる環境が整っていました。前の会社の社長には申し訳に気持ちでしたが、自身の働きやすさとお客様のことを考え、移籍を決めました。移ってからお客様から良かったと言われることが多く、お客様も私が事務所で一人でやっていることに不安を感じられていた部分もあったかと思いますので、正しい決断だったのかなと感じています。

CSアセットの良さを教えてください

CSアセットは他のIFA企業様に比べ、横の繋がりが強いと思います。昨年は若いIFA向けに名古屋で2日間の研修を行っていたり、優秀者には研修旅行をプレゼントしたりなど、交流の機会が多く用意されています。実際の業務においても、私募の仕組債を組成する際はIFA同士で連絡を取り合い組成したりなどもしています。会長から常に情報発信をしており、社内の好事例などは随時共有しています。

IFA業界の課題など感じるところはございますか？

証券会社に所属していれば提携先からレポートなどが回ってきますが、IFAだと自分自身で探し、勉強していかないと、お客様に有益な情報を発信できません。商品知識もそうですが、自身に厳しく勉強していく必要性は大きいと思います。

IFAを志している人へのメッセージを下さい

IFAは裁量を持って働くことができます。介護や育児との両立など自身の努力で調整できます。その反面、本気でお客様とマーケットに取り組む覚悟は必要だと思います。誰かが何かを与えてくれることはなく、自身で勉強し決断しないといけません。
CSアセットには様々なサポートが用意されておりますので、IFAとして活動する上での大きな支えになると思います。たくさんの方にIFA業界に来ていただき、IFAの認知度が上がることが私にとって、とても幸せな事だと思っています。