より上質なコンサルティングを目指しIFA業界へ
これまでの経歴お聞かせ下さい。
新卒で大和証券に入社して、2年目にウェルス・パートナーへ転職をしました。
元々IFAを目指していたのでしょうか?
元々目指していたわけではなく、証券会社でしばらくやっていこうと思っていました。 ノルマがつらくて辞めたいという感情があったわけではないです。
どのようなきっかけでIFAに興味を持たれたのでしょうか?
今の会社の先輩でもあり、大学の先輩でもある阿久津から、たまたま話を聞いたことがきっかけでした。阿久津も新卒で日興証券に入って、2年目の夏にウェルス・パートナーに入ったそうです。
証券会社に不満もない中で、IFAに転職する決意をした大きな要素はどういうところだったのでしょうか?
IFAという働き方を知るまで、証券会社での働き方が普通だと思っていました。 しかし、その中で自身が目指す姿は明確ではありませんでした。 阿久津からIFAとして実際にどういった提案をお客様にしているのかという話を聞くと、金融商品だけではなく、不動産や税金対策など総合的に知識を持ってコンサルティングをしていて、圧倒的な知識量に衝撃を受けました。 証券会社では株の売買の提案が中心でしたが、お客さまの課題、ニーズは株だけで解決できるとは限りません。 不動産が必要になる人も多いし、どう節税していくか、会社をどのように事業承継していくかなど、複合的に悩んでいるお客様が大半です。 総合的な知識があってこそ、お客様の問題を理解して真のコンサルティングができるということに気付かされ、IFAとしてお客様の生涯のパートナーを目指していこうと決めました。
証券会社時代とIFAの働き方の違いはいかがですか?
証券会社では土日祝が休みでしたが、現在はお客様の予定に合わせて柔軟に休みを取りながら働いています。平日の夜や土日などお客さまのご都合に合わせることができています。 また、ノルマもないので「会社のために販売しなければ」と思うことはありません。目標がないわけではありませんが、お客様のためになる行動を選択し続けていますので誇りをもって仕事に向き合えています。
ウェルス・パートナーに入社して、最初は新規開拓から始まったのですか?
最初は開拓ではなくて、基本的に同行で業務の全体を理解しました。 今は、新しく問い合わせから入るお客さまを担当しています。
他のIFA企業で同世代の方との横のつながりはありますか?
自分と同世代のIFAはまだまだ少なく、つながりはないですね。 実力がまだ低い中で、IFAとしてやっていくことはハードルが高く、ぜひ情報交換は積極的にやっていきたいと考えております。 また、自身が情報を発信することで若手のIFAが増えていくといいなと思っています。
証券会社とIFAのメリット・デメリットはどういうところがありますか?
証券会社のメリットは、やはり看板ですね。新規での営業では特に感じることです。 あと最近、家を借りたのですが、審査がとても大変でした。 もしかしたら、証券会社だとスムーズかもしれないですよね。そういう不安定さはどうしてもIFAだとあります。 また、教育面においても証券会社にいれば情報がどんどん流れてきますが、IFAは自身で情報を取りに行く必要があります。 お客様への提案に制限がないことがIFAのメリットですね。
IFAになって良かったと思いますか?
よかったです。証券会社時代に、株を売るタイミングで悩むことは多かったですが、考えて解決することではないので、どんなにお客様のためを思っても損をさせてしまう可能性はあります。投機で一喜一憂し続ける自分の姿が想像できませんでした。 今の仕事は、筋道を立て長期的な目線で動くので、本物の価値をお客さまに提供できると考えています。 ただ数字だけを愚直に求めることにやる気が出るという方は、証券会社のほうが向いているかもしれないですね。
今後の成長は、ビジョンとしてどのようにイメージしていますか?
お客さまと税理士などの専門家の間に立ち、全てを見ることができて、アドバイスをえきるような存在になることに価値があると思っています。 今までお金の問題で相談するとなったら証券会社に、不動産のことだったら不動産屋に、税金のことだったら税理士に聞いてと、それぞれ窓口がバラバラだったところから、自分が窓口になって最初の提案から実行まで遂行できる人材になれたらいいなと思っています。
経歴
株式会社ウェルス・パートナー
木村 哲太様
大早稲田大学卒業後、大和証券へ入社。2年目にして総合金融コンサルティングのスペシャリストを目指すべく、
IFAへ転職。現在株式会社ウェルス・パートナーでリレーションシップマネージャーとして従事。